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獲得標高13000m!「OURAY100」に見た100マイルの本質〈前編〉 志村裕貴

獲得標高13000m!「OURAY100」に見た100マイルの本質〈前編〉 志村裕貴

サッカー少年だった志村がトレイルランニングを始めたのは、地元山梨で開催される日本最大級のレース、ウルトラ・トレイル・マウントフジ(UTMF)がきっかけだ。弟が参加したそのレースを何気なく応援に行ったことが彼の人生を変えた。フィニッシュ地点にあった、身をボロボロにしつつも満ち足りた表情でゴールするランナーの姿、そしてそれを祝福する人々たちが織りなす独特の雰囲気。志村は魅了された。農園の裏には、幼い頃から遊び場の山がそびえる。トレイルを走ることはごく自然なことだったと述懐しつつも、志村のランナーのマインドはトレイルランナーとは少し違う。「自分はトレイルランナーというより、“マウンテンランナー”ですね。レースで1秒を競うよりも、山をどれだけ楽しめるかに重きを置いています」2019年7月、志村は大きなチャレンジをしに旅に出た。行き先は、アメリカ・コロラド州。そのロケーションとコースプロファイ...

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